■「ホイールを大きくしたら、空気圧は高めにする」って本当? 空気圧の計算方法とは!?

いつもありがとうございます!! クラフト厚木店・のりかずです🚙
本日のブログは、タイヤ・ホイールを交換したオーナー様からいただく空気圧の疑問について、初心者の方にも分かりやすくお話ししたいと思います。
その疑問とは……
「インチアップして大きなホイールに変えた時、空気圧って車のドアを開けたところに貼ってある『指定空気圧』のままでいい?🤔」というもの。
ネットで調べると「高めに入れなきゃダメ!」とか「そのままでいい」とか色々な情報が出てきて迷っちゃいますよね(汗)。
結論から言うと、そのままでも大丈夫なケースもあればそのままじゃダメなケースもあります!
今回は、僕たちがお店の裏側でどうやって計算しているのか、分かりやすく紐解いていきますよ👍
まず知っていただきたいのは、タイヤの空気圧というのは単にパンパンに膨らませるためではなく、「愛車の重さや、乗っている人間、荷物を安全に支えるため」にあります。
この「車を支える力」のことを、『負荷能力』と呼んでいます。
純正のタイヤは、自動車メーカー様が「この空気圧を入れておけば、バッチリ車を支えられますよ!」と計算して、あのドアのシールに数字(230kPaなど)を書いてくれているわけです。
つまり、タイヤやホイールを社外品に変えたとしても、「純正の時と同じだけの『支える力(負荷能力)』をキープするのがオススメ」。
「じゃあ、新しいタイヤにも純正と同じ数字の空気を入れればいいんじゃないの?」と思いますよね。
ここに、インチアップならではの落とし穴があるんです。
ホイールを大きくして、タイヤを薄くすると、実はタイヤの中にある「空気が入るお部屋の体積」が、純正タイヤよりも小さくなってしまいますよね?
部屋が狭くなったのに、これまでと同じ空気圧をいれたら車を支える力は弱くなってしまいます( ゚Д゚)
さらに、インチアップ用のタイヤには、「エクストラロード(XL)規格」という、『通常よりも高い空気圧を入れることで、本領を発揮するタフなタイヤ』が多く使われています。
タイヤの規格が変わるからこそ、「じゃあ、この新しいタイヤだったら、何キロの空気圧を入れれば純正と同じ力で車を支えられるかな?」という計算が必要になるんです!

店頭では新しいタイヤを組むときは、上記の画像「空気圧と支える力の対応表(規格表)」を見ながら、以下の3ステップでパパッと計算しています。
1.ドアのシールを見て、「純正タイヤの能力」と「指定空気圧」を確認し、対応表から「この車は〇〇kgの力で支えられているんだな」という基本の数字をチェックします。
2.新しく履くタイヤが、日本の規格(JATMA)か、海外の頑丈な規格(XL規格)かを確認します。
3.タイヤの規格表を開き、ステップ1で調べた「〇〇kg」をクリアできる空気圧を見つけ出します。

言葉だけだとイメージしにくいと思うので、実際に計算してみますね!
純正タイヤ:255/45R20 101(指定空気圧:240kPa)
カスタム後:255/40R21 102 XL(21インチへインチアップ!)
タイヤの支える力を表す「LI」の数字が【101 ➔ 102】へ上がっているので、「空気圧は純正と同じ240kPaか、それ以下でも大丈夫そうじゃん!」って思いませんか?
実はここがインチアップの最大の罠なんです。
さっそく3ステップで計算してみましょう!

日本の規格表(JATMA)で「LI:101 / 空気圧:240kPa」を調べると、この車が安全に走るための支える力は【 805kg 】になります。
21インチの「102」という数字は、海外の頑丈な規格である『エクストラロード(XL)規格』になります。

上記の画像はXL規格の専用表。「LI:102」の列から目標の【 805kg 】を超えられる空気圧を探していくと……
240kPa ➔ 730kg(全然足りない!❌)
260kPa ➔ 780kg(あと一歩足りない!❌)
270kPa➔ 805kg(目標クリア!⭕)
なんと、LIの数字が上がったにもかかわらず、安全に走るためには純正の240kPaよりも高い【 270kPa 】の空気圧が必要になるんです!( ゚Д゚)
もしこれを「102に上がったから240kPaままでいっか〜」なんて入れていたら、タイヤの能力が足りずに、偏摩耗(片減り)の原因に!!
なので計算ってめちゃくちゃ大事!!
「なんとなく計算の理由は分かったけど、自分で表を見るのは難しそう……」
その通りだと思います!
なので僕たちスタッフが計算し、空気圧を調整してお車をお引き渡ししておりますのでご安心くださいね♪♪
「最近タイヤを変えたけど、今の空気圧で合ってるのかな?」と不安になった方は、いつでもお気軽にクラフト厚木店へ点検に立ち寄ってくださいね。
それでは、皆様からの熱いカスタム相談&メンテナンスのご来店を心よりお待ちしておりま〜す!!😊👍🔥