タイヤ交換
タイヤは消耗品です。適切なタイミングで交換し、安心・安全なドライブを楽しみましょう。【1】ホイールに適合するタイヤを選ぶ
クルマの重量を支えながら路面に動力を伝える「タイヤ」は、使うほどに摩耗・劣化する消耗品です。大小さまざまなサイズのホイールに対応するため、タイヤにもたくさんのサイズが存在します。まずは愛車のホイールにきちんと適合するタイヤを選ぶ必要があります。店舗に展示中のタイヤの中から、愛車のホイールに適合するタイヤをお探しください。
適合サイズが見つからない、もしくは「クルマにあまり詳しくない」という方は、どうぞお気軽にスタッフまでお声がけを。的確なアドバイスをさせていただきますので、心配はご無用です。
(※)他社購入品タイヤの持ち込みはめ替え作業はお受けできません。
【2】古いタイヤを取り外す
愛車をお預かりし、ピット内でリフトアップした状態でホイールをすべて取り外します。さらに、ホイールを専用の機械(タイヤチェンジャー)にセットし、タイヤを取り外します。
また、ホイールの内側には回転重心を調整するためのバランサー(重り)が装着されていますが、これも取り外してしまいます。ホイールやバルブにキズがないかをチェック(※)して、タイヤと密着する面を洗浄したら、新しいタイヤの装着準備完了です。
(※)安全走行に支障が出るレベルの深刻なキズがある場合、お客様にご報告する場合がありますのでご了承ください。
【3】新しいタイヤの装着、空気充填
ホイールをふたたびタイヤチェンジャーにセットして、新しいタイヤを正しく装着します。タイヤやホイールを傷付けないよう、作業は慎重に行っていきます。専用機械を使っての作業となりますが、装着には熟練したスタッフの技術が不可欠です。
タイヤが正確にはまったことを確認したら、空気を充填します。まずは最大充填圧力まで空気を入れて、タイヤの縁(ビード)とホイールをしっかりと密着させます。その後、少し空気を抜くことで、装着時のタイヤのよれを解消させます。こうして、タイヤが良好な状態でホイールにはまるよう心がけています。
【4】バランス調整
タイヤが正確に装着されたホイールも、そのままの状態で回転させるとかすかなブレが生じます。回転速度が上がるほどブレは大きくなり、そのままではたいへん危険です。
ホイールバランサーという機械にホイールをセットして回転させ、ブレを目視で確認します。ホイールの内側にバランサーと呼ばれる重りを貼り付けて回転重心を調整し、ブレを抑えていきます。一見すると地道ですが、タイヤ交換を行う上でとても大切な作業です。
【5】車両に装着、空気圧最終チェック
バランス取りが完了したホイールを車両に装着します。ホイールナット(外国車はホイールボルト)の締め付けは規定トルクが定められています。ナットは「ゆるすぎても締めすぎてもNG」です。クラフトでは締め付けトルクを測れるトルクレンチを使って正確に装着作業を行っています。
装着が完了したら、最後に空気圧の最終チェック&調整を行います。タイヤの適正空気圧はクルマによって異なる上、前タイヤと後タイヤで適正空気圧が異なるクルマもあります。こうした情報をしっかり確認した上で、作業を的確に進めていきます。