マイナス18度の衝撃。
ダンロップ「シンクロウェザー」は極寒の長野・菅平高原を走り切れるのか??

いつもありがとうございます、クラフト厚木店・佐藤です!!
今日は話題の次世代オールシーズンタイヤ 「 ダンロップ シンクロウェザー 」 の本当の実力についてご紹介していきます。
タイヤ業界に革命を起こした次世代オールシーズンタイヤ 「シンクロウェザー(SYNCHRO WEATHER)」
水や路面温度に反応してゴムの質感が変わるという魔法のようなアクティブトレッド技術は、果たして「本物の冬」に通用するのか?
巷に溢れるインプレッションやカタログスペックを確認するだけでは、タイヤのプロとしてお客様に責任ある提案はできません。
そこでワタクシ佐藤が、このタイヤを自ら購入し 「 実際の雪山でその性能の試そうじゃないか。。」 と言うのが今回の企画。
そんな訳で毎日通勤で使っている車輛(FF車)に装着して、本州の中でも屈指の極寒の地へと向かいました。
※ 4000文字を越えるちょっと長い実証テスト記事となります。
きっと皆様のお役に立てる記事だと思いますので、最後までお付き合いいただければと思います。

■ なぜワタクシ佐藤はシンクロウェザーを自身で購入しようと考えたのか。。。
皆様も知っての通り、ワタクシ佐藤は自分が納得できないとイヤなタイプ。笑
なので、今までもダンロップ 「 ウインターマックス WM03 」 や、ブリヂストン 「 ブリザック VRX3 」 といった、業界最高峰のスタッドレスタイヤを実際に購入し、自らの足で雪山へ向かい、その性能をチェックしてきました。
そして、関東のように降雪・積雪は1シーズン数回程度と言った地区にお住いの方からご相談が多くなっている 「 オールシーズンタイヤ 」 も気になってはいました。ですがオールシーズンタイヤは 「 軽度な雪に対応する。。 」 そんなアイテム。なので冬場の過酷な環境には対応してくれない事もあり冬場の雪道チェックが大好きなワタクシ佐藤の心を動かく程の商品ではありませんでした。
ですが、そんなオールシーズンタイヤ界隈に突如として現れたダンロップ 「 シンクロウェザー 」 は、従来のオールシーズンタイヤとは明らかに毛色が違います。 「 夏タイヤの性能を持ちながら、冬タイヤとしての性能もスタッドレスタイヤ同等 」 と言う、にわかに信じがたいうたい文句で登場したのです。
「 そんな都合の良い話があるのか? 」と思いながらも、今までの試走チェックで ” メーカーさんが言っているのは本当なんだな。。 ” っと言うのを実感してきているので半信半疑ではありますが自腹で購入。その疑念を確信に変えるため、そしてお客様に 「 本当の性能 」 を伝える為、今年も雪山へ旅立ちました。。。
■ いざ決戦の地へ 最初の壁は高速道路の「 冬用タイヤ装着規制 」 という検問

戦いの舞台に選んだのは、長野県。地元神奈川を出発し、中央道➡上信越道と高速道路をひた走ります。シンクロウェザーの第一印象は、カタログやネットでの情報にもある通り思った以上の 「 静粛性 」 を感じる事が出来ました。走っている感覚として、耳で感じるのは夏タイヤと言う部分、そしてハンドリングから感じるのは冬タイヤと言ったイメージ。普段の街乗りではそれ程感じないかも知れませんが、高速走行時は冬用タイヤに近いゴムの質感がハンドルに伝わってきました。
そして、長野に近づくにつれ、電光掲示板にこの時期らしい 「 冬用タイヤ規制 」 と言う文字が表示されるように。。。

そして突如として渋滞が始まり、検問所が現れます。この検問ではノーマルタイヤの車輛は通過する事が出来ませんのですぐ脇にあるインターチェンジから下道に降りないといけません。そんな検問所ですがシンクロウェザーを履いたワタクシ佐藤の車は、サイドウォールに刻まれた 「 スノーフレークマーク 」 を取得しているタイヤと言う事もあり検問を無事クリア。


このマークがあることで 「 冬用タイヤ 」 として認められますので、オフロード系のタイヤでも スノーフレークマーク付きのモデルを選択するオーナー様も増えていますよね。
■ なぜ 「 菅平高原 」を選んだのか。。。それはマイナス15℃超えの極限環境を求めての事!!

今回の目的地は、長野県 「 菅平高原(すがだいらこうげん) 」 です。そしてこの場所をえらんだのには明確な理由があります。
それは 「 今回の実証にあたり良い条件が整っているから 」 でした。
普段より天気予報で各地をチェックするのが冬の日課となっておりますが、そんな予報では、現地の最低気温は連日マイナス10℃を下回る勢い。さらに、折しも日本列島を襲っていた 「 最強・最長寒波 」 の影響で、私が現地入りするタイミングでは マイナス15℃を下回る可能性 が出ていました。
一般的に、タイヤのゴムは気温が下がれば下がるほど硬くなります。 アクティブトレッドが「温度」に反応して柔らかくなるのであれば、このマイナス15℃という極限環境こそ、その真価を問う最高の試験場になるはずだと考えたのです。
■ ルート解説 標高差1000メートル、試練の国道406号線
菅平高原へは、長野県須坂市から国道406号線を使ってアプローチします。 冬の406号線は積雪もある事、そして上り勾配もまずまずきつく、タイヤにとっては過酷なルートとなります。
・須坂市街地:標高 約400m
・菅平高原:標高 約1300〜1400m
その標高差、実におよそ1000メートル。
そして標高が上がるにつれて気温は下がり、路面状況は 「 シャーベット 」 から 「 圧雪路 」 、そして 「 凍結路面 」 へと刻一刻と変化していきます。
FF車である私のチェック車輛にとって、この上り勾配でのトラクション性能は、まさに 「 登り切れるか、スタックするか 」 の瀬戸際。
以前にも降りしきる雪の影響で15~20cm近い深雪路面の日があり、装着しているスタッドレスタイヤのみでは登り切れなかった苦い記憶があります。
今回のチャレンジでは極寒の環境で凍結も考えられる事からシンクロウェザーの真の実力を試すには、絶好の条件が整っていた訳です。
■ 実証 マイナス18℃の世界でシンクロウェザーが牙を剥く

いよいよ須坂市街地を抜け、山道へと足を踏み入れます。
スタート時の気温はマイナス7℃。 路側の電光掲示板には 「 この先スタッグ多発 注意 」 という、緊張感を煽る案内が表示されています。

峠を進むつれ、路面に雪が現れ始めました。 スタッドレスタイヤもそうですが、最も注意が必要なのは、こうした 「 アスファルトが見え隠れする中途半端な積雪路面(シャーベット含む) 」 です。しかし、シンクロウェザーはそんな路面も不安を感じさせることなく、淡々と坂を登っていきます。
さらに標高を上げると、辺り一面は完全な白銀の世界。
路面状況としては積雪後、除雪車による除雪が行われ路面は圧雪されている状況。この除雪車による除雪後の路面はカリカリに凍結した路面となるので今回の実証を行うには申し分のない最高の路面となります。

そして気温はマイナス9℃、マイナス11℃。。。と、どんどん低下していきます。 そして目的地である菅平高原付近に到達した時、ガードレール脇にある温度計が示した数値に衝撃を受けました。
それが 「 マイナス 18℃ 」 と言う衝撃の気温です!!

濡れたタオルを振り回したら凍るのでは?? っと言う文字通りの「極寒」です。
この環境下では路面は凍結しており、従来のオールシーズンタイヤでは走行不可となるシチュエーション。

しかし、シンクロウェザーは違いました。 マイナス18℃という未知の領域においても、そのトレッドは路面をしっかりと捉えていました。
除雪車による圧雪された凍結路、そして標高差を駆け上がるのぼり勾配。FF車という駆動方式でありながら、標高1300メートル越えの目的地まで見事に私の車を運び上げてくれたのです。
■ 結論 シンクロウェザーは「WM03」に肉薄しているか?

これまで「ウインターマックス WM03」や「ブリザック VRX3」といった最高峰のスタッドレスタイヤを経験してきたワタクシ佐藤だからこそ断言できることがあります。
メーカーさんは、シンクロウェザーの冬用タイヤとしての性能について 「 WM02と同等 」 という表現を使っています。
しかし、実際にマイナス18℃まで気温が低下している極寒の地で試した私の感覚では WM02を越え、WM03に近い性能を持っているのではないか。。 とさえ感じました。
もちろん、シンクロウェザーはオールシーズンタイヤとなり、様々な路面に対応する形で作られている性質上、雪上・凍結路での絶対的な制動力ではWM03に分があります。しかし、今回のような 「 過酷な雪山走行 」 においてシンクロウェザーが示したパフォーマンスは、これまでのオールシーズンタイヤという枠組みを完全に超えたまさに次世代オールシーズンタイヤと言っても過言ではありません。
■ 最後にプロとして皆様に伝えたいこと

ワタクシ佐藤は今回の試走を経てシンクロウェザーを 「 皆様にオススメ出来るタイヤ 」 だと確信しました。
しかし、プロショップとしてこれだけは言わせてください。。。「 過信は禁物 」 です!!
今回私が試走で訪れたような過酷な環境・路面では、本来 「 ウィンターマックス WM03 」 のようなスタッドレスタイヤが推奨されています。
ちなみに、今回のようなチャレンジを行う際、ワタクシ佐藤は万が一に備えて必ず 「 タイヤチェーン 」 を携行して出掛けています。
幸いなことに、今回の菅平高原やそれまでの道のりを含め、そのチェーンの出番はありませんでした。
「 雪道の運転に慣れているかどうか。。 」 という運転スキルも関係するかもしれませんが、それを差し引いても、シンクロウェザーが持つ 「 冬の性能 」 は、皆様が期待して良いレベルにあると今回のチャレンジを持って実感する事が出来ました。
「 オールシーズンタイヤを検討している 」「雪国へ頻繁に行く訳ではないが、冬も安心して出掛けたい 」「タイヤの保管場所に悩みを抱えている 」「 夏タイヤ・冬タイヤの付け替えを行うのが手間 」 そんなオーナー様、次世代オールシーズンタイヤ シンクロウェザー で全て解決ですよっ 👍
当店では、カタログの説明だけでは分からない 「 現場の生きた知識 」 を皆様へ包み隠さずフィードバックさせていただきます。
それでは次世代オールシーズンタイヤ 「 ダンロップ シンクロウェザー」 のご相談、お待ちしておりま~す☆☆