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タイヤサイズ

タイヤのサイズ

インチアップを含めてタイヤのサイズを意図的に変える事ができますね。純正タイヤもグレード等によってタイヤサイズが変わっている事があります。

タイヤサイズの変更には法則性等が有るのでしょうか?

上図がインチアップの考え方になります。タイヤ外径を変えずにホイールのリム径を大きくしています。

基本理論

タイヤの荷重容量(支えられる重さ)は、おおむねタイヤ外径に比例します。外径の大きなタイヤは大きな荷重容量を持ちますし、外径の小さいタイヤは荷重容量も小さくなります。外径が同じなら荷重容量も同じぐらいになりますので、インチアップの基本は、加重容量を変えずにホイールリム径を大きくする事とも言える訳です。

ホイールのリム径を大きくするのは何か意味が有るのか・・・大きなブレーキが使える事が上げられますし、ブレーキローターの径が大きくなる事でブレーキの効率が良くなりますし熱容量も大きくなります。

また、タイヤ外径を変えずにホイールのリム径を大きくすると言う事は、偏平率が小さくなる事になり、これは構造のページで説明しておりますがコーナリング性能の向上につながります。

バイアスタイヤからラジアルタイヤになった事で、タイヤの高速走行性能は飛躍的に向上しましたが、更に進化を続ける車に対応してタイヤはより以上の性能を求められます。

当初、82偏平でスタートしたラジアルタイヤは、WIDE70とも呼ばれた70偏平になります。当時のスポーツカーは70偏平のスポーツタイヤが採用されておりました。更に、ポルシェが60偏平の15インチを採用する事になり、これがインチアップの始まりになっていきます。

元々、195/70R14を205/60R15へ1インチアップした訳です。その後のスポーツカーは、この60偏平が主流になります。もちろん、更にインチアップした205/55R16、215/45R17と進み、今では20インチ以上にも進んでいます。

当時のピレリのカタログに掲載されていたのが

インチアップ=リム径1インチアップ→タイヤ幅1サイズアップ→偏平率10%ダウン

つまり、195/70R14からリム径1インチアップで16インチ、タイヤ幅1サイズアップで205、偏平率10%ダウンで60偏平、205/60R15となる訳です。

175/70R13→185/60R14→195/50R15
185/70R13→195/60R14→205/50R15
185/70R14→195/60R15→205/50R16
195/70R14→205/60R15→205/55R16

205/60R15が215/50R16にならないのは何故か・・・これはピレリとポルシェに聞いてみないとわかりませんね・・・

応用サイズ変換

インチアップ理論が定着した後に、走行性能は高めたいけど居住性も満足させたいと言う声もあり、65偏平などが登場する事になります。60偏平ではスポーティーすぎる為70偏平との中間として登場してきます。

当初は中途半端という事でそれ程普及しませんでしたが、最近は70偏平が少なくなり65偏平が主流になりつつあります。これは接地面の形状がほぼ正方形になっている為扱いやすい理想的な形状と言う事がわかった事と、当時は60偏平からのサイズダウンでしたのでホイールサイズも60偏平用だった為、使いにくかったのかもしれません。もちろん、素材を含めてタイヤの進化が大きい事は確かだと思います。

65偏平など、中間偏平率への変換は当時のピレリのカタログには

リム径はそのまま→タイヤ幅1サイズダウン→偏平率5%アップ

つまり205/60R15をリム径はそのまま15インチ、タイヤ幅1サイズダウンで195、偏平率5%アップで65偏平、195/65R15となる訳です。この逆も有りで、変換サイズは多岐にわたります。先の195/70R14を基点とすると

195/70R14→205/65R14→195/65R15→205/60R15→215/55R15→205/55R16

中間偏平率を入れますと、インチアップを含め変換サイズはかなり多くなってきます。

インチアップと荷重

インチアップは50偏平辺りから少し事情が変わってきます。

タイヤの荷重容量はタイヤ外径におおむね比例していますが、これは構造の強度によります。ただ、偏平率が小さくなるにつれて内部の空気容量の低下もあり外径は同等でも荷重容量が低下してくる事になります。195/70R14を基点としたインチアップサイズを見てみると下表のようになります。

タイヤサイズ
荷重指数
タイヤ外径
195/70R14
91
629mm
195/65R15
91
635mm
205/60R15
91
627mm
205/55R16
90
632mm
225/50R16
92
632mm
215/45R17
87
625mm
225/45R17
90
634mm
225/40R18
88
637mm

195/70R14から18インチになると3ポイント荷重指数は低下しています。

通常、純正指定のタイヤサイズは荷重等で決められますが、エンジンパワー、サスペンション形式等によって修正されます。ボディーサイズ等の制約もある為、必ずしも理想のサイズが使えない事も有るようです。エンジンパワーの大きい特定のグレードの為にボディを特別にする事ができれば良いのですが、そうでもない場合、基準は下のグレードでインチアップなどで対処しているケースが多いようです。その為、荷重の低下が問題となり、インチアップとしては?な変換になっていたります。

また、最近人気のミニバンなどは車両重量が大きい為、本来の純正サイズがギリギリに設定されていたりしてインチアップによる荷重指数の低下が問題になるケースもあるようで、外径が大きくなってしまうインチアップの変換サイズとは違うサイズを推奨されていたります。

インチアップ理論がどんどん進んで、最近はタイヤ外径を基準としながらも荷重容量をみてサイズ設定されるようになっています。

さて、インチアップを含めサイズ変換を具体的にまとめて表にしてみました。

大まかなタイヤ外径別にリム径ごとにまとめてみました。外径のまとまりの中で変換サイズを探す事ができます。サイズの他に荷重指数も入れておきましたので、荷重指数も参考に選ぶ事ができます。

表の見方は今までの解説でわかって頂けると思います・・・って、読んでいない方の為に再度説明しておきましょう。

現在使用中のタイヤサイズを基準にします。そのサイズを表から探します。リム径別になっておりますので探しやすいとは思います。表の縦はタイヤ外径によって分けておりますので、自分のタイヤサイズを見つけたらその縦に並ぶタイヤサイズが変換サイズになります。

タイヤサイズの右の数値が荷重指数を表しています。タイヤサイズの下のカッコ内の数値は計算上のタイヤ外径になっています。分類上、縦軸より横の方が外径が近い場合も有りますが、一般的に使われる設定等を参考に分類しております。

偏平率が小さくなると荷重指数の低下が大きくなりますのでミニバンなどは荷重指数も見ながらサイズ設定をすると良いです。

タイヤ外径等からインチアップサイズの設定をした表になりますので、装着の可否を示す物ではありません。最終的には販売店などで確認の上お求め下さい。

 
500mm
530mm
540mm
550mm
570mm
10インチ
145R10
(492mm)
68
12インチ
145/70R12
(508mm)
69
135R12
(526mm)
65
145R12
(543mm)
72
155R12
(559mm)
76
 
155/65R12
(506mm)
71
155/70R12
(522mm)
73
165/70R12
(536mm)
77
175/70R12
(550mm)
80
 
165/60R12
(503mm)
71
 
165/55R12
(486mm)
13インチ
145/65R13
(519mm)
69
145/70R13
(533mm)
71
155/70R13
(547mm)
75
185/60R13
(552mm)
80
145R13
(568mm)
74
 
155/60R13
(516mm)
70
155/65R13
(532mm)
73
165/65R13
(545mm)
77
165/70R13
(561mm)
79
 
165/55R13
(512mm)
70
165/60R13
(528mm)
73
175/60R13
(540mm)
77
175/65R13
(558mm)
80
 
175/50R13
(505mm)
72
14インチ
155/55R14
(526mm)
69
165/55R14
(537mm)
72
155/65R14
(557mm)
75
165/65R14
(570mm)
79
 
175/50R14
(531mm)
74
165/60R14
(554mm)
75
175/60R14
(566mm)
79
 
185/55R14
(559mm)
79
195/55R14
(570mm)
82
15インチ
165/45R15
(530mm)
68
165/50R15
(546mm)
73
165/55R15
(563mm)
75
155/60R15
(567mm)
 
175/50R15
(556mm)
175/55R15
(574mm)
77
 
195/45R15
(557mm)
78
205/45R15
(566mm)
81
 
580mm
590mm
610mm
630mm
640mm
13インチ
155R13
(584mm)
78
165R13
(601mm)
82
175R13
(617mm)
86
 
175/70R13
(575mm)
82
185/70R13
(589mm)
86
           
 
185/65R13
(571mm)
84
               
14インチ
165/70R14
(587mm)
81
175/70R14
(601mm)
84
185/70R14
(615mm)
88
165R14
(626mm)
85
175R14
(643mm)
88
 
175/65R14
(583mm)
82
185/65R14
(596mm)
86
195/65R14
(609mm)
89
195/70R14
(629mm)
91
205/70R14
(643mm)
94
 
185/60R14
(578mm)
82
195/60R14
(590mm)
86
205/60R14
(602mm)
89
205/65R14
(622mm)
91
215/65R14
(635mm)
94
15インチ
165/60R15
(580mm)
77
165/65R15
(596mm)
81
185/65R15
(622mm)
88
195/65R15
(635mm)
91
205/65R15
(648mm)
94
 
185/55R15
(585mm)
81
185/60R15
(603mm)
84
195/60R15
(615mm)
88
205/60R15
(627mm)
91
215/60R15
(639mm)
94
 
195/50R15
(576mm)
82
195/55R15
(596mm)
84
205/55R15
(607mm)
87
225/55R15
(629mm)
     
205/50R15
(586mm)
85
215/55R15
(618mm)
90
345/35R15
(623mm)
95
     
215/50R15
(596mm)
88
225/50R15
(606mm)
91
16インチ
195/45R16
(582mm)
80
195/50R16
(601mm)
84
195/50R16
(601mm)
84
205/55R16
(632mm)
89
195/60R16
(640mm)
89
 
215/40R16
(578mm)
86
215/45R16
(600mm)
86
205/50R16
(611mm)
87
215/50R16
(621mm)
90
215/55R16
(643mm)
91
     
205/45R16
(591mm)
83
225/45R16
(609mm)
89
225/50R16
(631mm)
92
235/50R16
(641mm)
95
 
245/45R16
(627mm)
94
17インチ
   
205/40R17
(596mm)
80
205/45R17
(616mm)
84
205/50R17
(637mm)
89
215/50R17
(647mm)
91
     
215/40R17
(604mm)
83
225/40R17
(612mm)
88
215/45R17
(625mm)
87
235/45R17
(643mm)
93
     
225/35R17
(589mm)
82
235/40R17
(620mm)
90
225/45R17
(634mm)
90
255/40R17
(636mm)
94
         
265/35R17
(617mm)
92
245/40R17
(628mm)
91
265/40R17
(644mm)
96
18インチ
   
215/35R18
(608mm)
84
215/35R18
(608mm)
84
215/40R18
(629mm)
85
225/40R18
(637mm)
88
     
225/35R18
(615mm)
83
225/35R18
(615mm)
83
235/35R18
(622mm)
86
235/40R18
(645mm)
91
 
245/35R18
(629mm)
88
265/35R18
(643mm)
93
 
255/35R18
(636mm)
90
 
285/30R18
(628mm)
93
19インチ
215/35R19
(633mm)
85
225/35R19
(640mm)
 
255/30R19
(636mm)
91
235/35R19
(647mm)
87
 
265/30R19
(642mm)
89
 
650mm
660mm
670mm
680mm
690mm
14インチ
185R14
(659mm)
91
185R14
(659mm)
91
195R14
(675mm)
95
     
15インチ
165R15
(652mm)
87
215/65R15
(661mm)
96
205/70R15
(668mm)
95
215/70R15
(682mm)
98
   
 
195/70R15
(654mm)
92
     
 
225/60R15
(651mm)
96
 
16インチ
205/60R16
(652mm)
92
215/60R16
(664mm)
95
205/65R16
(672mm)
95
215/65R16
(686mm)
98
235/60R16
(688mm)
100
 
225/55R16
(654mm)
94
235/55R16
(665mm)
225/60R16
(676mm)
98
       
 
245/50R16
(651mm)
98
255/50R16
(661mm)
100
     
17インチ
245/45R17
(652mm)
95
225/50R17
(657mm)
94
215/55R17
(668mm)
93
225/55R17
(679mm)
95
215/60R17
(690mm)
96
 
275/40R17
(652mm)
98
255/45R17
(661mm)
98
235/50R17
(667mm)
96
245/50R17
(677mm)
98
235/55R17
(690mm)
99
 
315/35R17
(652mm)
285/40R17
(660mm)
100
335/35R17
(666mm)
106
       
18インチ
215/45R18
(651mm)
89
225/45R18
(660mm)
91
235/45R18
(669mm)
94
255/50R18
(687mm)
99
235/50R18
(692mm)
97
 
245/40R18
(653mm)
93
255/40R18
(661mm)
95
245/45R18
(678mm)
96
285/40R18
(685mm)
101
   
 
275/35R18
(650mm)
95
285/35R18
(657mm)
102
265/40R18
(669mm)
97
       
 
295/35R18
(664mm)
99
275/40R18
(677mm)
99
 
335/30R18
(658mm)
97
19インチ
245/35R19
(654mm)
89
225/40R19
(663mm)
89
245/40R19
(679mm)
94
285/35R19
(682mm)
99
255/40R19
(687mm)
96
 
275/30R19
(648mm)
92
255/35R19
(661mm)
96
275/35R19
(675mm)
96
       
 
285/30R19
(654mm)
94
295/30R19
(660mm)
96
   
20インチ
275/30R20
(673mm)
97
245/35R20
(680mm)
91
255/35R20
(687mm)
93
 
   
285/30R20
(679mm)
95

サイズ設定が出来たら、セッティングに入りましょう。

インチアップなどで荷重指数が低下する事が多いです。一般的にインチアップしたら空気圧を高くすると言われますが荷重指数の低下分を補う為なんですね。では、どのぐらい増やせば良いのでしょうか?

タイヤサイズと空気圧と負荷能力

インチアップを進めていくと荷重指数が低下していきます。これはタイヤ内部の空気容量の低下によりしょうがないとも言えるのですが、幅を太くする事で荷重容量を確保する事ができます。ただ、一般的に幅をそれ程太くする事は出来ないので、FR車のリアなどで使われる方法になりますね。

タイヤの荷重負荷能力は、タイヤサイズが同じなら空気圧によって変動します。下の表は空気圧ごとのタイヤの負荷能力を示しています。

空気圧
180kpa
190kpa
200kpa
210kpa
220kpa
230kpa
240kpa
195/65R15 91
520kg
535kg
555kg
570kg
585kg
600kg
615kg
205/60R15 91
520kg
535kg
555kg
570kg
585kg
600kg
615kg
205/55R16 89
490kg
505kg
520kg
535kg
550kg
565kg
580kg
225/50R16 92
530kg
550kg
565kg
585kg
600kg
615kg
630kg
215/45R17 87
460kg
475kg
490kg
505kg
520kg
530kg
545kg
225/45R17 90
505kg
525kg
540kg
555kg
570kg
585kg
600kg

195/65R15が純正タイヤサイズで、純正指定の空気圧が210kpaだった場合、タイヤの負荷能力は570kgとなっています。荷重指数は91ですから、カタログなどに記載される荷重指数負荷能力表は615kgとなっていますので、最大負荷能力として240kpaでの負荷能力を示している事がわかります。

変換サイズとして205/60R15は荷重指数が同じように負荷能力もおなじになります。元の状態、つまり純正同等の負荷能力を持たせるとして210kpa、つまり純正指定空気圧がこのサイズでは適正空気圧になります。

ではインチアップサイズとして16インチですと205/55R16が一般的ですが、このサイズで純正サイズの負荷能力570kgを確保しようとすると230kpaで565kgですので近似値になっている事がわかります。この際の空気圧は230kpaですのでこれが適正空気圧となります。

次に17インチにインチアップすると一般的に215/45R17を使う事が多い訳ですが、荷重対応表を見ると・・・545kgが最大で掲載されていません。225/45R17は外径も近く荷重指数も近いのでこちらにすると220kpaで570kgの負荷能力となりますのでこれが適正空気圧である事がわかります。

負荷能力はわかるけど・・・

「 負荷能力はわかるけど、そんな表はどこで手に入るのか?」この表はJATMA(日本自動車タイヤ協会)のイヤーブックに掲載されています。これを手に入れないと空気圧の換算は出来ないのか・・・

実は、簡易の法則が有ります。上の例を参考に解説してみましょう。

 
荷重指数
荷重指数差
空気圧
空気圧差
195/65R15
91
基準
210kpa
基準
205/60R15
91
±0
210kpa
±0
205/55R16
89
-2
230kpa
+20kpa
225/50R16
92
+1
200kpa
-10kpa
215/45R17
87
-4
250kpa
+40kpa
225/45R17
90
-1
220kpa
+10kpa

荷重指数の1ポイントの増減が空気圧の10kpaに比例している事がわかりますね。荷重指数の変化が有る場合、変化した荷重指数x10kpaが適正空気圧になる訳です。上の空気圧負荷能力表に記載されていない215/45R17の場合、荷重指数が−4になりますので+40kpaが適正空気圧になる訳です。

そういうことなら!!

荷重指数の低下分を空気圧で補正できるなら、外径を気にしてタイヤを選ばなくとも、小さいタイヤで空気圧補正をする事で対処できるのではないか?例えば195/65R15なら195/50R15に変更しても荷重指数は82に低下する物の荷重指数の低下分が9なので、空気圧を90kpaとして300kpaで良いではないか・・・

考え方は間違いではないですが、タイヤには空気圧の限界があります。規格上、最大負荷能力として示されるのが240kpaであるとおり、メーカーからの推奨は240kpa以内になります。実用上の限界は300kpaと言われています。タイヤの充填空気圧の限界は350kpaとなりますので、300kpaでも条件によっては走行による発熱等で350kpaを越える可能性もあります。

もちろん、空気圧での補正はあくまで補正ですので、240kpa辺りまでが乗り心地を含めたタイヤの設計状態に近い状態になります。

できるだけ外径を近似値として、荷重指数の低下を最小限に収める事が性能的にも、実用的にも安心して使えるという事になりますね。

という事で・・・

195/65R15をインチアップする際に一般的に推奨される215/45R17は、荷重指数の低下が大きくなる事がわかりました。最近流行のミニバンスタイルではステップワゴンなどがこのサイズに当たります。

純正のタイヤサイズに余裕が有るとも思えないこれらの車でインチアップで荷重指数が低下してしまうと問題になります。ステップワゴンの車両重量が1600kg程度、215/60R16を純正採用するオデッセイが1700kg程度ですから、100kg程度の重量増加、つまり単純計算で1輪当たり25kgの荷重増に対してタイヤの荷重指数は91から95と4ポイント、最大負荷能力で615kgから670kgと55kgも増加しています。ステップワゴンもせめて205/65R15の荷重指数94が使えると良いのに・・・

そこで、17インチへのインチアップの際に215/45R17ではなく215/50R17をタイヤメーカーなどでは推奨しています。215/50R17ですと荷重指数は91で純正と同じ荷重指数になりますから・・・

「 でも、クラフトでも215/50R17はすすめてもらえなかったじゃないか!!」そうですね、これには少し理由があります。インチアップをされるお客様の希望で最もよく耳にするのが「 ツライチ 」と言う言葉です。フェンダーイッパイにしたいという事ですね。ツライチにしようとした場合、タイヤ外径が大きくなる事はフェンダー干渉の可能性を大きくする事になります。ただでさえホイールを広くしてタイヤを引っ張って当たらないようにしているような状態で(それも良い状態ではないですが)タイヤ外径を大きくする事は不可能とも言えます。

フェンダーなどに当たらないように、サイズ選定に苦慮しながら、空気圧補正をしながらお客様の要望に答えていると言うのが現状です。もちろん、できるだけ乗り心地を良くしたい、荷物を乗せる事が多いなど、荷重を考慮した方が良い場合はタイヤサイズの選定を考慮した方が良いので、サイズの選択時にはそういった使用状態なども重要になってきます。

高荷重対応って何?

タイヤのカタログをよく見ると、高荷重対応モデルなどと書かれているタイヤがあります。この高荷重対応とは何か・・・

その名前のとおり高荷重に対応したタイヤです。エクストラロード、レーンフォースドとも呼ばれます。自動車メーカーなどの要請で同一サイズながら荷重指数を上げたモデルになります。例えば、215/45R17は通常荷重指数が87になりますが、高荷重対応のモデルでは91となっています。これは、最近の車が高性能化し、新車でもインチアップサイズを採用するに当たり、荷重指数に問題が出てきた為に、自動車メーカーの要請もあり用意された規格になります。

タイヤの荷重容量はサイズと空気圧で決まると説明してきました。同様に同じサイズなら空気圧を上げる事で荷重容量を増加させる事ができます。インチアップ等で荷重容量が不足する場合、空気圧の補正で対処しますが空気圧を上げるにも限界があります。

そこで、タイヤに補強を入れて高荷重対応としたのが高荷重対応モデルです。実は、高空気圧対応として高荷重対応としています。以前のモデルは従来モデルに補強を入れるなどして高空気圧対応としていた為、乗り心地が固めになるなど不利な点もあったようですが、最近は、設計時から高空気圧対応とする事で、乗り心地などにおいて、通常モデルよりも有利になっている物が登場しています。

高荷重対応モデルは高空気圧で使われるように設計されていますので、空気圧の設定が違います。荷重指数で換算された基準空気圧に40kpaを加算する事になります。

 
荷重指数
荷重指数差
荷重指数の
補正空気圧

高荷重対応の
補正空気圧

空気圧
195/65R15
91
基準
基準
基準
210kpa
215/45R17
87
-4
+40kpa
無し
250kpa
215/45R17 EXL
(高荷重対応)
91
±0
無し
+40kpa
250kpa

上の表の例ですと、通常モデルと高荷重対応モデルが同じ空気圧となりましたが、サイズによっては変わって来ますので注意が必要です。

タイヤのサイズ設定、空気圧の設定は理解して頂けましたでしょうか?

後は、好み、使い方に合った銘柄を探し出せれば、タイヤ選びは終了となります。