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タイヤラベリング制度

2010年1月からタイヤのラベリング制度が始まりました。・・・ラベリング制度ってナニ?

タイヤはクルマの走行性能を決めてしまう重要な機能部品です。タイヤを交換する際には、性能を考慮してタイヤ選びをしたいですよね。例えば、「雨の日などに滑りにくいタイヤが欲しい」「燃費が良いタイヤが 欲しい」「長持ちするタイヤが欲しい」などなど・・・でも、カタログなどを見てもどれも「良い」事ばかり書かれていて、どれを選んで良いか分りにくくないでしょうか?ましてや、日本は制度上、比較広告がしにくいので、他の製品と比べてどうかは書かれていませんでした。

クラフトでは、メーカー主催の試乗会などに積極的に参加するなどして情報を集め、お客様にとって良いタイヤを選んでいただけるように努力をしておりました。

実は、海外では、タイヤの性能指標が明記されているのをご存知ですか?北米で販売されるタイヤには性能指標を明示する事が義務付けられており、ユーザーはそれをタイヤ選びの参考にする事ができるのです。

UTQG(Uniform Tire Quality Grading)タイヤの格付けという意味だそうですが、ここには基準のタイヤと比較して、幾つかの性能がどれぐらいなのかが示されています。

少し見難いですが左の画像にあるのがUTQGです。

TREADWEAR 280
TRACTION AA
TEMPERATURE A

TREADWEARはタイヤの耐磨耗性能を示しています。基準を100として数字が大きくなるほど減りにくい、つまり長持ちするタイヤという事になります。

TRACTIONはグリップ力を示しています。基準をAとして良いのがAA、悪いのがBになります。

TEMPERATUREは高温特性を示しています。基準をAとして、より高温に強いのをAA、高温に弱いのをBとしています。

UTQGは全てのタイヤを同一基準で比較していますので、分りやすいです。クラフトで取り扱いしているタイヤにも、北米でも販売されるタイヤ、例えばミシュランなどの輸入タイヤにはUTQGがタイヤのサイドウォールに刻印されています。

UTQGは輸入タイヤだけでなく、国産のタイヤにも付いていたりします。北米に輸出されるタイヤには付いているんですね。全てのタイヤに付けば参考になるのに・・・

で、ラベリング制度です。ラベリング制度は、日本のタイヤの性能を一定基準で評価するという制度です。やっと日本でも始まるのです。UTQGとは内容が違いますので、その解説をしてみます。

まず、評価されるのは転がり抵抗とウェットグリップのみです。残念ながら耐磨耗性能は評価されません。残念!

対象は「消費者が交換用としてタイヤ販売店等で購入する乗用車用夏用タイヤ」のみでスタッドレスタイヤ、純正装着タイヤは含まれません。残念!

転がり抵抗
転がり抵抗係数(RRC)  単位:N/kN
等級
RRC≦6.5
AAA
6.6≦RRC≦7.7
AA
7.8≦RRC≦9.0
9.1≦RRC≦10.5
10.6≦RRC≦12.0

ウェットグリップ性能
ウェットグリップ性能(G)  単位:%
等級
155≦G
140≦G≦154
125≦G≦139
110≦G≦124
※ 転がり抵抗係数が12.0以上、ウェットグリップ性能が110以下のタイヤは当該制度の対象外


転がり抵抗性能の等級がA以上で、ウェットグリップ性能の等級がa〜dの範囲内にあるタイヤを「低燃費タイヤ」と定義し、統一マークを表記して普及促進を図る。

ecoタイヤ、省燃費タイヤ、低燃費タイヤなど沢山のecoタイヤが販売されていますが、悪く考えれば「eco」と名前を付けるだけでも良かった訳です。これからは、転がり抵抗係数9.0以下のタイヤのみがecoタイヤと呼べるようになる訳です。

「さ〜〜っ!コレでタイヤ選びがしやすくなるぞっ!」・・・

実はラベリング制度は2010年1月から始まった制度で全てのタイヤがラベリングされている訳ではないのです。

「当該ラベルは(社)日本自動車タイヤ協会ラベリング制度(低燃費タイヤ等の普及促進に関する表示ガイドライン;平成21年12月4日)に適合し、且つ、その根拠となるデータをタイヤ公正取引協議会へ届出しているタイヤに関連した情報提供媒体(例;タイヤ製品ラベル、カタログ、Web等)に表示出来るものです。」

詳細な試験の内容は日本タイヤ協会(JATMA)のホームページを参照していただくとして、既に販売されているタイヤも全て基準に則った試験をし、結果を届け出なくてはなりません。しかもサイズごとに・・・

「本ガイドラインに基づく表示制度の消費者への情報提供は、平成22年1月以降、販売するタイヤに各社任意で段階的に適用し、平成23年12月末までに完了することを目標とする。但し、低燃費タイヤについては平成22年12月末までに完了することとする。」

現在は、ecoタイヤは全てラベリングされていますので、タイヤ選びの際には是非参考にしてください。