スタッドレスQ&AStudless Q&A

  • Q1 なぜスタッドレスに替えるの?

    • A.
      スタッドレスタイヤは、雪道や凍結路を滑らずに安全に走行するためのタイヤです。夏タイヤでは安全に凍結路を走行することはできませんが、スタッドレスタイヤなら安心。 法的な滑り止め装置として認められているので(全輪装着時に限る)チェーン規制の高速道路でも大丈夫です。 雪氷がない冬場でも、真冬の寒さで本来の性能を発揮するスタッドレスタイヤは夏タイヤよりも安全です。
      ※都道府県によって、滑り止め防止装置の装着措置が異なる場合があります。
  • Q2 スタッドレスタイヤと夏タイヤは何が違うの?

    • A.
      ゴムそのものが違います。
      夏タイヤは真夏の高速走行を想定して高温でも安定するゴムが使われていますが、スタッドレスタイヤは極低温でも柔らかさを保つゴムが使われています。
      また、スタッドレスタイヤは夏でも使用できますが、夏用タイヤと比較すると運動性能が劣ります。夏には、夏用のタイヤに履き替えて使い分けるのがおすすめです。
      スタッドレスタイヤと夏タイヤは何が違うの?
  • Q3 なぜスタッドレスタイヤのパターンはゴツゴツしているの?

    • A.
      スタッドレスタイヤが積雪路でも進めるのは、 溝で雪を掴むからです。ブロックとブロックの間の溝に雪が入り込み、タイヤが接地して変形することで溝の雪を圧縮します。 そうしてできた雪の柱を蹴り出して進みます。「溝の幅が広い=雪柱が太い=強い」ので、スタッドレスタイヤは溝が広く、ゴツゴツしたパターンになっています。
      なぜスタッドレスタイヤのパターンはゴツゴツしているの?
  • Q4 サイプって何?

    • A.
      「サイプ」とは、スタッドレスタイヤにたくさん切られている細い溝のこと。 スタッドレスタイヤが氷の路面でグリップするのは、このサイプで切られたゴムの角が氷の表面の水幕を突き抜けて接触するためです。 1本のサイプで接触できるのはほんのわずかなので、たくさんのサイプを切って氷に接触する面積を増やし効きを向上させています
      サイプって何?
  • Q5 いつ替えたら良い?

    • A.
      夏タイヤのゴムが硬くなってしまうのは、気温7℃以下で顕著です。逆にスタッドレスは7℃以下で本領を発揮します。 気温が7℃以下になる頃にスタッドレスタイヤを装着すると良いです。気象庁のホームページに掲載されている記録によると、 2013年11月の名古屋は、11月中旬辺りから最低気温が7℃以下になっています。
      スタッドレスタイヤも慣らしが必要です。目安として、80km/h以下で100km以上の距離を走行するといいでしょう。 表面の一皮が剥けてはじめて本来の効きが発揮できるので、新品のスタッドレスタイヤはもう少し早めに装着するのがオススメです。
      では、昨年使ったスタッドレスタイヤなら慣らしは終わっているのでギリギリ装着してもOK?いえいえ、昨年のスタッドレスタイヤは、 外してから装着する今まで徐々に硬くなってきています。しかし、装着して走行すれば、表面が削られて柔らかい部分が露出してきます。 つまり、以前装着していたスタッドレスタイヤでも効きを回復させるための走行が必要。少し早めに装着することをオススメしています。 実際にクラフト各店店頭では11月末頃に装着待ちが集中しますので、11月中旬の装着をオススメしています。
      いつ替えたら良い?
  • Q6 前後のパターンが違っても大丈夫?

    • A.
      タイヤは一部の特殊な車両を除き、全輪同一サイズ、同一銘柄のタイヤの装着が基本。タイヤは4つのタイヤでバランスを取って走行しているので、前後のバランスが崩れると安全性に影響します。タイヤ銘柄の差は滑りやすさの差にもなりますので、全輪同じタイヤの装着を基本と考えてください。
  • Q7 溝が残っていれば大丈夫?

    • A.
      通常のタイヤの使用限度は、残り溝1.6mmまでです。タイヤ周上の1箇所でも残り溝1.6mm以下、つまりスリップサインが露出していたら交換時期。 タイヤの交換時期は法的に規定されていますので、残り溝1.6mm以下のタイヤを使用すると整備不良となります。 スタッドレスタイヤも残り溝1.6mmでタイヤとしての交換時期に達しますが、それ以外にスタッドレスタイヤとしての限界が決められています。 溝の半分まで摩耗すると、スタッドレスタイヤとしての交換時期になります。溝の半分でプラットホームと呼ばれるスリップサインのようなものが露出してきます。 これでスタッドレスタイヤとしては交換時期、つまり法的な滑り止め措置として使用できなくなります。
      溝が残っていれば大丈夫?
  • Q8 スタッドレスタイヤは何年使える?

    • A.
      タイヤは新品で装着して、走行による発熱によって完成し、劣化、硬化が促進します。夏タイヤの場合、5年を目処に点検を推奨されていますが、スタッドレスタイヤの場合、3年を一つの目処にされると良いと思います。 目視でも劣化の度合を確認することができます。いわゆる「ひび割れ」は劣化、硬化の初期症状で、タイヤの表面が硬化してタイヤ全体の動きに追従できずに割れてしまいます。劣化、硬化は表面から進行していくので、ひび割れが出てくると、劣化、硬化が進んでいるというのがわかります。ひび割れが見えるようなら、安全のため、製造年数が新しくても早めの交換をおすすめします。
  • Q9 製造年は新しい物の方がいい?

    • A.
      「タイヤは使用しなくても劣化してしまうので、新しい製品でなければならない」というお声を聞きます。 確かにゴムは置いておくだけで劣化しますが、タイヤは流通、保管に加え、使用期間も含めると、かなりの長期での使用が前提になっています。実際にタイヤは未使用の状態、つまり流通の期間では劣化、効果を最小限にすべく未完成の状態で出荷されています(その理由だけではありませんが)。走行による発熱で硬化をはじめるという考え方で良いと思います。だから、製造年週が性能に影響するということはなく、製造から5年は新品の製品として問題なしというのがメーカーの公式見解です。
  • Q10 未使用のタイヤは、製造年によって性能は変わる?

    • A.
      ブリヂストンさんのデータを参照してみましょう。 3年前までのスタッドレスタイヤの氷上での制動距離を比較していますが、図が示すとおり大きな差にはなっていません。 つまり製造年週が違うタイヤを前後、左右で装着しても性能上問題なしということになります。
      未使用のタイヤは、製造年によって性能は変わる?
  • Q11 価格差は性能の差?

    • A.
      スタッドレスタイヤの性能は年々向上し、いまや有名メーカーのスタッドレスタイヤなら実用上問題のないレベルで安定しています。
      現在は静音性、高速安定性、燃費向上など、各社がこぞって付加価値を追求し差別化を図ろうとしています。 使う状況はお客さまそれぞれだと思いますので、価格ももちろん重要ですが、使い方に応じた最適な商品選びをされることをおすすめします。
  • Q12 なぜスタッドレスタイヤは夏タイヤより高いの?

    • A.
      以前、タイヤ開発者に話を聞いたのですが「スタッドレスタイヤは使う人すべてが限界性能を使うのでごまかしが効かない」と言っていたのを思い出します。 夏タイヤの限界性能を試すことができるのは、ごく一部の人だけだと思います。ところがスタッドレスタイヤの場合、凍結路で発進するだけで滑って限界越えを体感できますし、コーナリング時の加減速でも滑ってヒヤッとして限界越えを体感できます。どれぐらいヒヤッとしたかで限界性能を判断する材料になります。 もちろん、極低温から高温まで、夏タイヤに比べて広範囲の温度領域に対応する特殊なゴム、低い荷重でも柔軟に変形し、高速走行などの大きな荷重で変形しすぎない構造が必要。相反する性能要求を数々クリアして「使える」スタッドレスタイヤが作られているので、どうしても割高になってしまいます。
  • Q13 タイヤの幅は太いほうがいい?細いほうがいい?

    • A.
      最近のスタッドレスタイヤは凍結路面での効きを重視した物が多く、接地面積を増やす傾向が強いのですが「設置面積を増やして凍結路の性能向上=接地面積を増やせばさらに高性能になる=タイヤの幅は太い方が効く」とネットを中心に説明されているのを見かけますが大きな間違いです。タイヤの接地面積はサイズの変更(適切な変換サイズ)で変化しません。おおむねハガキ1枚分です。幅を広げても設置面積は変わりません。タイヤメーカーが接地面積を増やしているのは、溝を減らして(画像の黒い部分)有効接地面積を増やしているのです。
      タイヤの幅は太いほうがいい?細いほうがいい?
  • Q14 インチダウンはできる?

    • A.
      効きを最優先で考えるなら、インチダウンは有効です。インチダウンによって偏平率が大きくなると、接地面が縦長となって接地圧が上昇するので、積雪路にもより有効です。ただ、インチダウンをすると高速安定性などが低下してしまうので注意が必要です。
  • Q15 スタッドレスの空気圧は低いほうが効く?

    • A.
      スタッドレスタイヤも基本的に通常のタイヤと同じ強度基準になっていますので、空気圧は通常の夏タイヤと変わりません。性能向上のため、柔らかめに作られていますので、荷物が多いなどの場合は、少し(20kpa程度)空気圧を高くすると良いと思います。また、スタッドレスタイヤは少ない荷重で変形して接地が強くなるように作られていますので、空気圧を少し下げると、より効きが強くなります。
  • Q16 1つのホイールセットで夏冬のタイヤをはめ替えてもいい?

    • A.
      タイヤは本来ホイールに組み込んだら交換するまで外さないものです。もちろん、外すことはできますが頻繁には想定されていないので不具合も発生します。特に劣化が進んだタイヤは、ゴムの硬化が進み、外す際にホイールに接するビード部分が割れることがあります。クラフト実店舗でお買い上げいただいた場合の工賃は、クラフトメンバー様(JACCS付)で、17インチ以下の場合1,620円(税込)/1本ですから、1台分で6,480円(税込)、1年で12,960円(税込)かかります。最近のお値打ちアルミホイールがもう少しで買えてしまう値段なので、スタッドレスタイヤ用にホイールを用意されるのをオススメします。
  • Q17 スタッドレスタイヤの保管方法は?

    • A.
      ゴムは置いておくだけで劣化、硬化していきます。その原因は (1)紫外線による劣化 (2)水分による劣化 (3)熱による劣化 (4)オゾンによる劣化 (5)油分による劣化と、大きく5つの要因が上げられます。つまり、5つの要因を極力タイヤから遠ざければ良いわけです。具体的には風通しの良い直射日光を避けたところに、油分に注意した保管をすること。オゾンはモーターなどから発生するので極力遠ざけてください。
      スタッドレスタイヤの保管方法は?

スタッドレスタイヤのQ&Aをまとめてみましたが、皆さんの疑問は解消できましたか?
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スタッドレスLP2015